サブタイトル
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1月11日(月)、15日(金)、23日(土)、30日(土)の4日間、三重大学教育学部の非常勤講師として、三重県立美術館を会場に美術館での教育普及活動を企画/実行するための授業を行いました。

前半の2回では、「作品鑑賞について考える」ということを前提として、学生さん自身にワークショップスタイルで作品鑑賞を行ってもらい、後半の2回は学生自身が考えた鑑賞プログラムを子どもたちに実践してもらいました。

この授業で大事になるのは、まずプログラム企画者になる学生自身が、作品鑑賞への抵抗をなくすということです。企画側が楽しんでいない活動を、こどもが楽しめることはまずありません。そのため前半の2日間に渡って、三重県立美術館の鑑賞教育支援教材「アートカードみえ」を用いたプログラム、また展示室を用いての鑑賞プログラムなどを行い、学生の鑑賞に対するイメージを崩すことから始めました。
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後半の2日間は、自分たちで考えたプログラムの実践になります。受講生同士のデモンストレーションを行い、グループでの話し合いを重ねた結果のプログラムを、美術館にやってきたこどもたちを対象として、実際に活動をしてもらいます。

それぞれに反省することや、感じたことなどあったかと思われますが、参加していた子どもたちは皆、美術館での時間を有意義に過ごすことができたのではないでしょうか。

鑑賞教育を行っていく場合に重要になるのは、一方的な知識の伝達に陥ることなく、『作品を見て感じたことを、その場にいる他者と共有することの楽しさ、面白さを伝えること』ではないでしょうか。そうすることで、皆で共有したその作品が自分たちの大事な作品となっていきます。

プログラム後に学生のみなさんの書いた感想文の中にも、「こどもたちと一緒に見ることで新たな発見がありました」というコメントがありました。自分では気がつかないことを他の人は気がつくことができる。その部分を鑑賞活動を通して感じていくことができたのは、この活動が提供されているこどもだけのものではなく、企画側のものでもあるということを示してくれている気がします。