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「あそびのびじゅつ2」最終日は、「クレヨン」。いつもどおり、その素材はどんなものなのかを知っていきます。

クレヨンは子ども向けに作られているものは、強い筆圧がなくても簡単に紙に描き写せるように開発されたものが多く、柔らかなものが多くあります。その「柔らかさ」を知るために、まずはたっぷり色をぬってみて、その減り具合を観察します。

次に、たっぷりぬった色の上から、他の色を重ねて行きます。色鉛筆とは違った重なり方、自然と混色されたり、下の色が見えにくくなったり、いろいろな表情が出てきます。そこをあえて竹串で引っかいて下の色を探してみながら、他の人と見比べて、下にぬる色と上に重ねる色によって、削ったときに見える印象の違いを確認します。

後半戦は、「クレヨンに熱を加えると溶ける」というポイントに注目しました。ロウや油脂が原料のため熱を加えることでクレヨンは溶けます。まずはピーラーで薄く削って材料づくり。
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削った材料を紙にのせ、引っ付かないように別の紙をのせたら、上から熱を加えます。そうすると小さくなったクレヨンがとけだし、手を使っては描けないような表情が現れてきます。

せっかくなので、クレヨンをたくさん削ってみる子、色の組み合わせを楽しんでみる子、いろいろなものが出来上がりました。最後に、クレヨンのそれぞれの要素を組み合わせて「ゆめのいろ」を作り、思いとともに発表してもらい午前の部終了。

続いて午後の大人の部。同様にクレヨンの性質を知って行くことから始めます。小学校以来触ったことのない感触をまずは楽しんで行きます。思ったよりもやわらかいこと、こんな感触だったと懐かしがったり、確認してもらいます。

その上に2つの色をぬり重ね、そこを削っていきます。参加者からひとつお題を頂き、それを制作して行きました。そのお題は『感謝』。感謝という言葉のイメージ、色、相手などいろいろ想像しながら、自分なりの感謝を色と削りで表してもらいました。
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後半戦はクレヨンを削り、溶かす制作へ。この時は偶然出来た作品を、それがちゃんとした何かを表しているという仮定して、「うそつき解説者」になってもらい、それぞれの作品を紹介してもらいます。

「今年の岩手県の降雪量予想」「院内で発見した善玉ウィルス」「新種のお花」などなど、さまざまな情報を織りまぜて、自分の偶然出来た作品を紹介して頂きました。

子どもの時に使用する際には、危ない道具(刃物、熱の出るもの)などは併せて使うことがなかなかありませんが、今回のようにそれぞれの道具を組み合わせることで新たな表現が出来る場合もあります。

材料の性質を活かして作品制作をするということを体験してもらいながら、みなさんには制作と発表を楽しんで頂きました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。