2010-03-11

● 高宮小学校 「卒業式・背景制作プログラム」

だいたいのイメージを膨らますことができたら、本番の紙(今回は段ボール板)に下地を塗っていきます。絵具と下地のレクチャーを簡単にして、いざ下地塗り!自分の身体よりも大きな板なので、全面に色を塗るのも一苦労です。ここで1日目は終了。
そして活動2日目。この日は6年生のご家族も一緒になって完成に向けて筆を進めていきます。下地の乾いた板を半分に切り、本日のキャンバスに向かい、ランダムに2つのポイントを決めてもらいます。
一つのポイントは「自分の場所」。もう一つのポイントは「感謝する相手の場所」。二つのポイントを絵具でつなぎながら、いろいろなことを思い出しつつ、感謝のカタチを線と色によって表していってもらいます。ご家族には「感謝する相手の場所」から、こどものいる方向へ線を増やしてもらい、これまでのことに思いを巡らせてもらいます。
いろいろな言葉をかけ、または想像しながら、線がつながるという具体的な事象を見つめ、それぞれの表現を楽しんでもらいました。

今回の活動を通して、直接言葉にしなくても、線の引き方や色の使い方で気持ちを伝えたり、お互いの動きを見ながら線を引き、それぞれの痕跡が残っていくということを目にして、普段とは違う形のコミュニケーションのおもしろさを感じてもらえていたら幸いです。
これらの作品は3月19日の高宮小学校卒業式の背景として使われます。
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